Atelier Piccolo

神宮前のアトリエピッコロは

世界のどこにもない

写真封筒のお店

今は鎌倉に移っています

このお店も可愛かったのでここに残します。

神宮前の京セラビルの地下、そのお店はまるでパリの一角のようにありました。

神宮前のアトリエピッコロは世界のどこにもない写真封筒のお店です。

店主の鈴木さや香さんはプロのカメラマンです。普段はコマーシャルや雑誌、ジャケット撮影などの仕事していますが、写真をもっと日常に溶け込ませたいとこのアトリエピッコロ、世界のどこにもない写真封筒のお店を始めました。

お店の敷地がとても狭い作りだったので、外にゴロゴロと引っ張り出せる写真封筒用のワゴンを作って、店舗を広く見せました。棚には写真や好きなものを飾れるように。店の一部はカウンターになっていて、その中で作業ができるようになっています。

このずらりと並んだ写真封筒は、プロの撮る写真を組み合わせてデザインし、なんと一枚一枚このアトリエで手作りされています。例えばちょっと特別な気持ちを表したい時、言葉にならない思い乗せたい時、写真封筒は言葉の代わりに写真の力で伝えてくれる。そんな他にはないお店になりました。

忙しいカメラマンさんなので、不定期にしか開けられないこの宝箱のような店を、閉まっていても見てもらえるように、入り口は広いガラス戸にしました。

ふらりと訪れて、開いている奇跡のタイミングに出会うか、閉まっていてもガラス戸から並んだ写真に想像を巡らすのもいいかもしれません。が、確実に開いてる日に行きたい方は彼女のHPなどをチェックしてください。

「その写真家は世界中を旅しては、パリの一角のその店に戻ってくる、そして封筒にして世界中の友人に手紙を書く。街の子供はいつもは閉まってる店のガラス戸に手をつけて、じっと覗きながら、その中にある写真の風景に想像の中で旅をする」そんな店を作ろうと思いました。

※この記事の写真はご本人の撮ったプロの写真です。

種類店舗のデザインと施工
概要写真家。世界中で撮った写真。封筒。手紙を出す。神宮前。京セラビル地下。狭い店舗。作業スペース。
仕事内容新築店舗の相談、店舗デザイン全般、大工工事、塗装、電気工事、店舗什器のデザイン・制作、ガラス戸の制作、看板制作・取り付け
備考写真家のピッコロ(鈴木さや香さん)からその物件に店を出したいと相談があり、見に行くと奥行き約1.8m横に6mの横に長く、奥に狭い物件でした。そこに写真封筒の店を出したいとのこと、色々相談して、什器で見せる店舗作りにしました。カウンターの奥に店番しながら作業できるスペースを作りました。店舗作りはそのビルの出店規約があり、近隣との兼ね合いも調整しながらうまく進めていきます。ここも規制が厳しく、大工さんと苦心しながら作った思い出あります。結果、彼女の夢が詰まった良い店になりました。