ここはある保育園の地下、
卒園の日にだけ開く
秘密の場所。
そこには深い森がありました。
あの向こうにある、白く光る石が勇者の石を目指して
園児は一人でヘルメットをかぶり、手にブラックライトを持ち、 はじめて目にする保育園の地下に広がる景色の中を行くのです。
園長さんの粋な計らいで実現した秘密の森。一年に一度、園児たちにとっては一生に一度しか見ることのない光景、それでも心のどこかにきっと残るはず。そして大人になったとき、あれは夢だったのか本当のことだったのかと、思い出してほしいと。
子供達の卒園式にその秘密の森は開かれます。まず畳の下からしか入れないのですがから、びっくりです。長く自分が通っていた保育園の下に、まさか異次元が!そう思ったら、最高に楽しいです。大人が子供に仕掛けるいたずらの極みです。
子供達はもちろん任意で、勇気を出していきたい子だけ穴の中に入ります。それも一人です。ヘルメットをかぶり、ブラックライトの懐中電灯を持ち、まるで見たことない場所に入っていくのです。やはり怖がって1/3くらいしかチャレンジしないそうです。それくらいでなくては!でも将来きっと、なんかあの保育園の下に変なものがなかったっけと誰かが覚えていて、その子たちの人生に夢の痕跡を残す、これこそアートの醍醐味です。
それにしても、これ実際見るとすごいです!大人でもワクワクすると思います。こんな楽しいアートの仕事をたくさん手掛けられたらいいなと思います。これを楽しそうに頼んでくれた園長さんが素晴らしいです。
種類 | アート&イベント |
概要 | 子供達の勇気を試す秘密の地下室、アバターの森、怖くて進めないような森、卒園式だけに開く |
施行箇所 | 地下室全体に絵を描く、木のオブジェを作る |
備考 | 畳を上げたその下にある秘密の空間に潜っての作業、しかも天井高は150cm。そこでひたすら絵を描く、なかなかすごい体験でした。 |