長い間、地元に愛される酒屋「ざるや」
の隣にあるから「ざるやのとなり」
カラメルプリン、弾きたてのコーヒー、生まれ育った街。 いつまでも変わらず好きなものや、のんびりと温かい時間を 夢に抱き続けた女の子の大冒険です。
この「ざるやのとなり」のオーナーはかわいらしい女の子ですが、この店舗はなかなか作ることのない、新築のカフェです。
お店は「ざるや」という稲城長沼の昔からある酒屋さんの敷地内に建てました。最初はざるやの酒屋さんの一部を改装という話で相談に来ましたが、最終的には敷地内に新しく建てることになりました。
それはなかなか大変なことです。それほど大きくない建物と言っても、作りは新築の住宅を建てるのと変わりありません。
色々な事情や予算の面など女の子が背負うには少し荷が重いようなことを、さらりと受け入れて、KITORIに任せてくれたことは、すごいことだと思いました。
彼女が長年ノートにたくさん書き込んでいた、好きなものや好きな言葉が、どこまでも本物であったことをこの建物が証明していると思います。
建築にはそういう側面があります。食べ物や着るものはなんとなくで手に入れることができても、建築となると本当に覚悟がないと最後まで保てないのです。
そんなわけでこの「ざるやのとなり」は地元に愛される、彼女が夢見た場所になりました。
種類 | 新築店舗デザイン&施行 外構植栽 グラフィックデザイン |
概要 | 稲城長沼の駅から少し歩いた、酒屋ざるやの隣 |
施行箇所 | 新築店舗全体のレイアウトデザイン、設計、大工工事、塗装、左官、厨房器具手配、家具建具全般、看板ロゴ。外構工事、植栽。 |
備考 | 「ざるやのとなり」は最初に相談に来た時、一緒に名前を考えて、何気なく提案したものがそのまま採用となりました。でも思えば思うほど、素直な彼女の店によく合う、気が利いた名前です。彼女ととても仲良くなって、話をじっくり聞きながらブランディングしてくれたatelier Mioさんの力も大きいです。 |