空色のパンとすうぷ

空に浮かんだパンを食べて空想の旅に出よう

長い間、思い描いていた夢は
空に浮かんだたくさんの希望になって
見上げればいつでもそこにある

 この「空色のパンとすうぷ」のオーナーご夫婦との最初の出会いは家具を頼んでくれたことでした。その時、パン屋さんをやりたという夢の話をしました。それからしばらくして本格的にご相談にきて、このお店の計画が始まりました。ご主人は料理人としての経験をお持ちですが、パンは初めてということで、パンとスープを合わせたお店を提案しました。

 まず物件が決まって、それから施工計画とメニューなどの開発を同時進行で進めました。パン屋さんは厨房設備がカフェなどとは比べ物にならないくらい必要なので、まずは厨房から考えます。中のレイアウトはパンの種類などで自然に決まってきます。

 この店の見せ場としては、漆喰で塗った中二階です。中に入ってお子さんが遊べるようになっています。一箇所でも夢の場所を作ると、それだけで、お客さんはもちろん、働く人たちも毎日少しだけワクワクして過ごすことができます。

 元々のビルの感じを無くすために、板を前面に貼った看板と、ガラス扉で車で通りかかっても目を引くイメージを作りました。

このパン屋さんの相談を最初に受けた時、浮かんできた物語があったので、それを絵に描いてショップカードを絵葉書のような仕様にしました。同じ物語の絵を壁画にも描いて、お店のイメージとなりました。ガラス戸から覗く女の子が幻想的です。

そのはがきを持って開店当日は行列ができました。

 

種類店舗デザイン&施行
概要駅から少し離れた物件、ご夫婦の夢、料理人のご主人がパン屋さんに
施行箇所店舗全体のレイアウトデザイン、カウンターなど大工工事、塗装、左官、厨房器具手配、家具建具全般、壁画、ロゴ、印刷物デザイン
施工期間2~3ヶ月
備考とにかく家族のように全部を一緒に作り上げたお店です