アンサンクとはフランス語で1と5です。
ちょうどこのお店の番地が15だったからだそうです。
音が良いので15ではなく1と5。素敵ですね。
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このお店は初めてカフェを経営する女性オーナーが一人で店に立つことを前提にレイアウトやデザインを考えた店です。カフェなどを始める時、最初の規模のラインは一人で運営するか、従業員を雇うかが大きなラインだと思います。一人の場合、お店全体に目が行き届くことや接客できる席数が限られて来るなど自然にレイアウトが決まってきます。お店を初めて開く場合、やはり最初はリスクを少なくするために一人から始めることは多くあります。
このアンサンクのようなカウンターが中央にあって厨房になっていると、調理しながらお店の様子を見たり、会話したりすることもできるので、一人でも回しやすいレイアウトです。ここがパリだと、カウンターの周りにとりとめないおしゃべりをするおじさんたちが立ったままコーヒーを飲んでいる感じですが、ここは四谷なのでみんな良い子に席についています。でも気軽に声をかけられるのでオーダーするときなど便利です。逆に一人でのんびりしたいお客さんにとってはカウンターに隔てられていると、それほど人がいる気配がありません。
アンサンクのオーナーさんが半年くらいすると、常連さんができたり、ランチは混んだり、一人で本を読みに来る人がいたり、程よいお客さんとの距離感がわかったと言っていました。それと共に経営も安定したと。そう言うものですね。
種類 | 店舗デザイン&施行 |
概要 | 四谷駅から少し離れた物件、映画「ショコラ」、女性オーナー一人で運営 |
施行箇所 | 店舗全体のレイアウトデザイン、カウンターなど大工工事、塗装、左官、厨房器具手配、家具建具全般、看板ロゴなど |
備考 | 映画に出ていたお店の壁の色と言われて、DVDをすぐ買って見ながら相談しました |