KITORIの新築住宅

家具屋の作る新築住宅

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KITORIは16年前にオーダーメイドの家具屋としてスタートしました。様々な家具を作る中で、お客さんの要望で扉や壁、床なども作るリノベーションの仕事が増えていきました。今では店舗や住宅の空間デザインから施工まで、全面改装を数多く手掛けるようになりました。新築住宅を丸ごと作るのはこれが初めてになります。

施主さんは家を建てるにあたり、建物にはこだわりたいけど、格好良すぎるデザイナーズ住宅だと、どんな家具を置いて暮らしていいのか分からない、そこで家具屋に家を考えてもらえないかと相談を受けたことから、この新築計画は始まりました。

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家具屋が住宅を作ると聞くと驚かれますが、家具屋というのはもともと空間と生活を結ぶことを第一に考える眼を持っています。使いやすさ、手触り、材質の特性を考え、見た目の美しさを作る。その視野のまま広げていくと、家になります。

そこに施主さんと一緒にタイルを貼ったり、屋根裏部屋の漆喰を塗ったり、製材所に板塀に使う木の製材を見に行ったり、KITORIの工房でドア1枚1枚のデザインやガラスを選んだり・・・たくさんの物語を埋め込みました。いつかこの家が古くなった時に、時間に負けないように。そして今回、完成した新築住宅を見たとき、これは家具屋だから作ることのできる、新しい感覚の家だと思いました。全体が家具のような細やかな質感でありながら、それが大きくなり人や暮らしを包み込んでいる。家が新しい頼もしい家族のようです。いつか家を建てたいという夢を実現するとはこのことではないかと思いました。こうした家づくりの先には社会を変える新しい扉があると思っています。